維新なんてクソ食らえ後始末が大変でしょ、手代木の巻き
「じゃあ。

今日は時間があるので待たせて下さい」


水島は玄関先に座った。


「そんな所で待たせたのでは、兄に叱られますから、奥にどうぞ」


葵は教室に案内した。


「ここが、教室ですね。

奴らひどいことしますね。

教科書は破れてるし、壁に穴が空いている」


「いえ。

それは兄がやったんです」


葵は顔を赤らめて言った。
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