維新なんてクソ食らえ後始末が大変でしょ、手代木の巻き
怪我の手当てが済んだ頃、首藤が戻ってきた。


首藤は主人の待つ奥の部屋へと案内した。


部屋には、主人と体格のよいボディガードがいた。


影山が主人の土岐に言った。


「暗殺は失敗した。
襲った馬車は空だった。

わら人形を置いていたり、軍が出てきてところからして、誰か内通者がいたに違いない」


土岐と首藤は報告をジッと聞いていた。


土岐が尋ねた


「失敗ですか。

仲間はどうなりました?」


「かなり銃声が続けてあったから、殆どやられたと思う」


「もし、捕まった奴がいたとして、私のことまでは来ないんだろうな」
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