S×S姫と執事!?
第壱話
腹黒執事
「お嬢様、お目覚めの時間です。」
朝、あたしはこの執事の一言で起きる。
「お嬢様、起きていないのですか?」
あたしは今、狸寝入りをしている。
この執事、夕佐(ユサ)は意地悪で腹黒の執事だ。
「学校に遅刻してもよろしいのですか?」
うるさい…
執事で話し方はいいんだけど…。
あたしは絶対に認めたくない…。
「起きないのなら…
キス、しますよ?」
すぐ上から夕佐の声が聞こえた。
あたしはその瞬間バッと目を開けた。