大嫌いだから、ね? ②(短編)
私らしい?
私って、そんな小さい子の遊具で遊ぶような、幼く見えるのかな?
ちょっと・・ショックかも。
「・・・陽菜さん? って?」
ぼそりと光くんがつぶやいた。
みると、顔が怖い。きつい目が、さらにきつくなってる。
でもその怒った表情は私にではなくて、長岡くんにむけられてるようだった。
なんで?
「いつの間に、名前でよんでるんだよ・・・」
「さぁ?」
光くんの質問を笑顔でかわして、長岡くんは自転車のかごに無造作に入れてあったクリアファイルを私に差し出した。
「はい、これ」
「?」
「資料。今日の会議の後、忘れていっただろ? 年間行事の。また話し合いがあるから、必要かなと思って」
私って、そんな小さい子の遊具で遊ぶような、幼く見えるのかな?
ちょっと・・ショックかも。
「・・・陽菜さん? って?」
ぼそりと光くんがつぶやいた。
みると、顔が怖い。きつい目が、さらにきつくなってる。
でもその怒った表情は私にではなくて、長岡くんにむけられてるようだった。
なんで?
「いつの間に、名前でよんでるんだよ・・・」
「さぁ?」
光くんの質問を笑顔でかわして、長岡くんは自転車のかごに無造作に入れてあったクリアファイルを私に差し出した。
「はい、これ」
「?」
「資料。今日の会議の後、忘れていっただろ? 年間行事の。また話し合いがあるから、必要かなと思って」