大嫌いだから、ね? ②(短編)
光くんは私を引きずるように歩いていって、ようやく屋上の扉の前で止まった。
乱暴に手をはなされて、私は屋上の施錠された扉に背中をぶつけた。
バンッ!
音を発てて、私の顔の横に光くんは手をついた。
息がかかるほど、近い距離に光くんの、整った顔があった。
「おまえ? わからない、ほんとうに、おれの気持ち?」
「ひ、光くん?」
「にぶいにも、ほどがあるぜ?
本当に、全然、わからない?
それにいじめっこってなに? おれもう、それ、やめたつもりなんだけど?
---それともいじめてほしいのか?」
光くんの大きな手が私の両頬をつかんだ。
そのまま、顔を動けなくする。
目を閉じた光くんの睫は長くて・・・そのまま、噛み付くかのように乱暴に、光くんは私にキスした。
乱暴に手をはなされて、私は屋上の施錠された扉に背中をぶつけた。
バンッ!
音を発てて、私の顔の横に光くんは手をついた。
息がかかるほど、近い距離に光くんの、整った顔があった。
「おまえ? わからない、ほんとうに、おれの気持ち?」
「ひ、光くん?」
「にぶいにも、ほどがあるぜ?
本当に、全然、わからない?
それにいじめっこってなに? おれもう、それ、やめたつもりなんだけど?
---それともいじめてほしいのか?」
光くんの大きな手が私の両頬をつかんだ。
そのまま、顔を動けなくする。
目を閉じた光くんの睫は長くて・・・そのまま、噛み付くかのように乱暴に、光くんは私にキスした。