無色少女
昨夜のことだ
少女が寝てから警部と話していた
「あのこはBCの一員だって言ってますが一体……」
『あのこはBCの一員だったこだ』
少女は警部にだけすべてを話していたみたいで
警部からすべてを聞いた
少女は幼かった頃に親元から引き離され
施設に入った
その施設は殺戮をする子どもを育成するところ
少女はその施設で暮らしていた
学校にも行けず
殺し失う日々……
『あのこは好きで殺すんじゃないんだ
命令に従っているんだ
従わないと自分が殺されるんじゃなくて
友達を殺される』
警部の話を聞いていると少女に怒鳴ったことを後悔した