純恋〜スミレ〜【完】
「ねぇ、今の光景夢で見たんだけど。全く一緒!!」


「俺もたまにそういうことある」


「台詞とかも全部一緒だったし!!」


興奮するあたしを横目にクスッと笑いながらコーヒーを口に含む優輝。


横顔までカッコいいとか、マジ反則だから……!


優輝の横顔に思わず胸がキュンっと高鳴る。



「ねぇ、優輝……」


「なに?」


「あのさ……――」


あたしって、恋愛対象に含まれてたりする?


今日こうやって一緒に遊ぼうって誘ってくれたのに……


何か意味はあるの?


「……――た、煙草、いつから吸ってるの?」


「ハァ?なんだよ、急に」


「アハハっ、何でだろうね。自分でもよく分かんない」


「変な奴」

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