純恋〜スミレ〜【完】

『っていうか、優輝先輩とどうやって出会ったの!?付き合うことになったって……あの優輝先輩と!?』


あたしの予想通り、優輝は校内でかなり人気のある部類の男の子だったらしい。


叶恋の友達にも優輝を狙っている女の子がいたって話を聞いた時は、ちょっぴり複雑な心境になった。



『優輝先輩と付き合えるなんて超うらやましい!!』


叶恋はギャーギャーと大騒ぎした後、『お姉ちゃん、おめでとう』と言って、あたしにギュッと抱きついてきた。

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