純恋〜スミレ〜【完】
学校にいる間も、頭の片隅にあるのは叶恋のこと。
ナナとは長い付き合いだし、叶恋のこともよく知っている。
あたしは思いきってナナにアドバイスをもらうことにした。
「ねぇ、ナナ。ちょっと相談があるんだけど」
「……――ハァ!?アンタがあたしに相談!?」
「そんなに焦らないでよ。ていうか、アイラインはみ出してる」
「だって、アンタが柄にもない事言い出すから。今日は嵐だわ」
「失礼な……」
駅前で貰ったポケットティッシュを一枚渡すと、ナナはティッシュと持っていた綿棒を器用に使ってはみ出したアイライナーを拭った。
ナナとは長い付き合いだし、叶恋のこともよく知っている。
あたしは思いきってナナにアドバイスをもらうことにした。
「ねぇ、ナナ。ちょっと相談があるんだけど」
「……――ハァ!?アンタがあたしに相談!?」
「そんなに焦らないでよ。ていうか、アイラインはみ出してる」
「だって、アンタが柄にもない事言い出すから。今日は嵐だわ」
「失礼な……」
駅前で貰ったポケットティッシュを一枚渡すと、ナナはティッシュと持っていた綿棒を器用に使ってはみ出したアイライナーを拭った。