純恋〜スミレ〜【完】

こうやって朝日を顔に受けて目覚めることが出来るのも、


お母さん特製のちょっと甘い卵焼きを食べられるのも、


めんどくさいと思いながら学校に行けるのも、


友達とカラオケとかクラブに行けるのも、


今、こんなことを考えていられるのも


全部お兄さんがあたしを命がけで守ってくれたから。


そうじゃなかったら、あたしは今ここにいない。


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