純恋〜スミレ〜【完】
「コイツはコイツなりに、ちゃんとアンタのこと愛してるから」
照れた様子もなく、サラッとそんな言葉を口にした大悟君。
あたしはすぐに聞き返した。
「優輝が……あたしを愛……してる?」
あたしを、一人の女として愛してくれているっていうの……?
「あぁ。優輝、アンタの話するときすっげぇ嬉しそうだから。アンタと付き合えて幸せだって毎日のように言ってる」
「本当……に?」
「そんな嘘つかねぇよ。携帯の電池パックの裏にアンタと一緒に写ったプリクラこっそり貼ってるし。アンタと付き合ってからの優輝、デレデレしててマジでキモイ」
「携帯の電池パックの裏……」
優輝と初めて一緒にプリクラを撮ったあの日、確かに優輝に聞かれた。
照れた様子もなく、サラッとそんな言葉を口にした大悟君。
あたしはすぐに聞き返した。
「優輝が……あたしを愛……してる?」
あたしを、一人の女として愛してくれているっていうの……?
「あぁ。優輝、アンタの話するときすっげぇ嬉しそうだから。アンタと付き合えて幸せだって毎日のように言ってる」
「本当……に?」
「そんな嘘つかねぇよ。携帯の電池パックの裏にアンタと一緒に写ったプリクラこっそり貼ってるし。アンタと付き合ってからの優輝、デレデレしててマジでキモイ」
「携帯の電池パックの裏……」
優輝と初めて一緒にプリクラを撮ったあの日、確かに優輝に聞かれた。