純恋〜スミレ〜【完】
「別にもういいから」
「あたし、ナナのそういういさぎよくてスッキリした性格好きだよ。ネチネチしてないし」
「……ちょっ、純恋!?どうしたのよ、急に」
「今まであたしの親友でいてくれて本当にありがとう。ナナと出会えなかったら、あたし……――」
「何言ってんのよ!!ていうか、明日も明後日もその先もずっとあたしとアンタは親友でしょ?もう二度と会えないみたいな言い方しないでよ」
「……そうだよね。あたしとナナはずーっと、親友だもんね?」
「当り前でしょ!!」
ムキになってそう言うナナにニコリと微笑む。
ナナ、ありがとう。
ナナ、大好き。
ナナ……――
あたしの世界でたった一人だけの親友。
「あっ、終業式始まるみたい。そろそろ行こうか?」
「……――うん!」
あたしはナナの言葉に大きく頷くと、勢いよく立ちあがった。
「あたし、ナナのそういういさぎよくてスッキリした性格好きだよ。ネチネチしてないし」
「……ちょっ、純恋!?どうしたのよ、急に」
「今まであたしの親友でいてくれて本当にありがとう。ナナと出会えなかったら、あたし……――」
「何言ってんのよ!!ていうか、明日も明後日もその先もずっとあたしとアンタは親友でしょ?もう二度と会えないみたいな言い方しないでよ」
「……そうだよね。あたしとナナはずーっと、親友だもんね?」
「当り前でしょ!!」
ムキになってそう言うナナにニコリと微笑む。
ナナ、ありがとう。
ナナ、大好き。
ナナ……――
あたしの世界でたった一人だけの親友。
「あっ、終業式始まるみたい。そろそろ行こうか?」
「……――うん!」
あたしはナナの言葉に大きく頷くと、勢いよく立ちあがった。