あなたとあたしの生きた証
それだけ言って黙り込んでしまった




あたしは話を続けるようにして《もう大丈夫だよ》と言った





部屋に戻って学校の話をしていた





ベットの上で彼の話を聞いていると《あっ》といきなり声をあげた




「どうしたの?」
「あのさ、今日誕生日だろ?」






すっかり忘れてた





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