あなたとあたしの生きた証

兄の存在

「それじゃ笹木先生ありがとうございました」




ママがあたしの変わりに先生に御挨拶をしていた





あたしはそれをベンチに座りながらボ――っと見ていた





この前会ったことが夢のよう




ボ――っとしていたあたしをママが呼んだ




「何ママどうしたの?」





何事もないようにあたしはママに近寄った




「どうしたの?じゃないわよ、挨拶しなさい笹木先生に」




ママが困り果ててる




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