あなたとあたしの生きた証
ついでにメイクもして完璧に仕上げた




「次洗面所借りていい?」




美嘉があたしの隣に立って水を出した





「どうぞ!早くしないと間に合わないよね」
「そうね、早くする」





あたしは《じゃ、部屋に戻るね》と言って階段を上がった





カチャと音をたててドアが開いた





それと同時に美嘉の携帯電話が鳴った




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