あなたとあたしの生きた証
「大丈夫ですよ、気にしないでください」




親切な方でよかった




ほっとしてあたしは、彼の肩に手を乗せた





ゆっくり歩いて、でも駆け足程度にできるだけ走った





自分の体がどうなってもいい





でも、美嘉の勇気をあたしだけでも覚えておきたい






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