あなたとあたしの生きた証
あたしは、《ありがとう》と言って立とうとした時、美嘉の声が聞こえた



「藍!」




美嘉の声が聞こえたと思うと、あたしの視界が真っ暗になった




美嘉が抱きついてきたのだと分かった




「美嘉頑張ったねどうだったの?」




「あのね、彼ね《俺は、美嘉のことが好きだ、でもそれは家族として好きなんだ。俺好きな人がいるんだ、でも美嘉の気持ちすっごい嬉しかった》って言って、ほっぺにキスしてくれたの」






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