あなたとあたしの生きた証
そんなの考えたって意味ないのに嫌な想像ばかりしてしまう





部屋に戻ってあたしが残せるものを考えた





数分たって浮かんだことは・・・





「手紙だ・・・レターセットがいっぱいあるから、手紙を残そう」





そう言ってあたしは、






家族へ
悠貴へ
悠ちゃんへ
美那へ
美嘉へ
綾へ
大空へ
海へ
千隼へ
学校の先生へ






いっぱいの人に手紙を書いた






少しでも彼女彼らの中であたしが生き続けるように






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