あなたとあたしの生きた証
笑顔でこっちを振り返った悠貴にあたしはこう言った





「あたしが死んだら、これ開けてほしいの」





ぬいぐるみの後ろに袋を作ってその中に小さな手紙を入れた





《あたしが死ぬまで開けちゃだめだよ》と強く言って彼の部屋を後にした





部屋に帰ってあたしは、ベットに倒れこむ





そして、再び眠りについた






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