あなたとあたしの生きた証
押されたと思ったらあたしは宙に浮いたんだ





そう、階段から落とされたの





なんか、なんも感じないんだね




宙に浮いてるみたいに





怖いんだ





恐怖しかもう頭の中にないの





「・・・っ!」





諦めかけていたそのとき・・・





千隼が助けてくれた





「あっぶねぇ、ビビった。お前俺の大事な藍になにしてんだよ!」






彼の迫力に彼女たちが逃げ出した





あたしは放心状態





助かるとか・・・思ってなかった




「・・・あたし、千隼が受け止めてくれなかったら今頃・・・・」





死んでた・・・?





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