あなたとあたしの生きた証
「それじゃあたし行ってきます!」





女子に宣言をしてあたしは海君が待つ等二階渡り廊下へ向かった





毎年バレンタインには、ここで一人は絶対に告白が成功している






でも今年一人もいないんだってみんな散っちゃってるらしい






ドアノブに手をかけて一呼吸して思い切ってドアを開けた






手には丁寧に包んだチョコの箱と袋を持っていたあたし






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