不良のあなたとあたしの物語(完)
ほんとにさっぱりしている人だなー。
ファミレスのそとに出ると、七瀬が待ち構えていた。
「おい、ゆり。お前しおりになんか言われなかったか?」
「べつに七瀬には秘密だもんね」
「なんでだよ。秘密って言われると気になるんだぜ。」
そういってわたしの頭に手をおいて、悲しそうな目で、
「とにかくなにもされてなくてよかった。」
「なにもされてないよ。わたしは無事です。」
「なぁ、俺のこと圭也って呼んでくんねぇ?」
「なにいってんのよ。呼ぶわけないでしょう。」
「そんなに照れちゃってぇ。かわいいな。」
「やめてよね。け、けいや」
「おっ。呼んでくれたじゃん。ゆーり。」
そういってからかう圭也。
でも確実にわたしの心は圭也によって動かされているのはわかった。
ファミレスのそとに出ると、七瀬が待ち構えていた。
「おい、ゆり。お前しおりになんか言われなかったか?」
「べつに七瀬には秘密だもんね」
「なんでだよ。秘密って言われると気になるんだぜ。」
そういってわたしの頭に手をおいて、悲しそうな目で、
「とにかくなにもされてなくてよかった。」
「なにもされてないよ。わたしは無事です。」
「なぁ、俺のこと圭也って呼んでくんねぇ?」
「なにいってんのよ。呼ぶわけないでしょう。」
「そんなに照れちゃってぇ。かわいいな。」
「やめてよね。け、けいや」
「おっ。呼んでくれたじゃん。ゆーり。」
そういってからかう圭也。
でも確実にわたしの心は圭也によって動かされているのはわかった。