不良のあなたとあたしの物語(完)
始まったよー。
わたし緊張するタイプなんだよねー。
あっ、圭也走ってる。
『圭也~がんばってぇ~』
圭也と同じクラスの派手目な子たちが叫んでる。
なにさ。
ちょっとかっこいいからって。
なにこれ。単なる焼きもちじゃん。
恥ずかしい。
圭也には言えないや。
わたしの番じゃん。
バトンをもらって全力で走るわたし。
『早美ーいけー』
「ゆりちゃーん。」
誰かが応援してくれてるよ。
チラッと横を見ると圭也が叫んでいた。
ドキッ…。
めちゃくちゃうれしいじゃん。
走り終わって見事に1位になったわたしたちのクラス。
圭也を探したら…。
あの派手目な女子たちに囲まれて腕を絡められていた。
ふんっ。いいもん。
圭也なんか知らないんだから。
いったい誰が大事なのよ。
てかわたしどれだけ圭也のこと気になるのよ。
そう思いながら帰ろうとしたら後ろから腕を掴まれた。
「ゆりちゃーん。なんでそんなにスタスタと歩いていくん?」
「…。」
わたしはわざとシカトした。
「シカトっすか。なんなら…」
グイっと引っ張られて、わたしは圭也の腕の中にいた。
「なにすんのよ。こんなところで」
「ここじゃなかったらいいのかな」
わたし緊張するタイプなんだよねー。
あっ、圭也走ってる。
『圭也~がんばってぇ~』
圭也と同じクラスの派手目な子たちが叫んでる。
なにさ。
ちょっとかっこいいからって。
なにこれ。単なる焼きもちじゃん。
恥ずかしい。
圭也には言えないや。
わたしの番じゃん。
バトンをもらって全力で走るわたし。
『早美ーいけー』
「ゆりちゃーん。」
誰かが応援してくれてるよ。
チラッと横を見ると圭也が叫んでいた。
ドキッ…。
めちゃくちゃうれしいじゃん。
走り終わって見事に1位になったわたしたちのクラス。
圭也を探したら…。
あの派手目な女子たちに囲まれて腕を絡められていた。
ふんっ。いいもん。
圭也なんか知らないんだから。
いったい誰が大事なのよ。
てかわたしどれだけ圭也のこと気になるのよ。
そう思いながら帰ろうとしたら後ろから腕を掴まれた。
「ゆりちゃーん。なんでそんなにスタスタと歩いていくん?」
「…。」
わたしはわざとシカトした。
「シカトっすか。なんなら…」
グイっと引っ張られて、わたしは圭也の腕の中にいた。
「なにすんのよ。こんなところで」
「ここじゃなかったらいいのかな」