不良のあなたとあたしの物語(完)
あとからわかってしまうことだもんね…。




やっぱり言ってしまおう。




「ねえ、はるか…あのさ、平沢くんってね…その……ヤンキーなんだよね…」





言っちゃった。でもこれははるかのため。そう思っていると、はるかが笑いだした。





「アハハハっ!ゆり何言ってんの?そんなことはとっくの昔に知ってるって。」




「なっ…なんで知ってんの?あたしは今日知ったばかりなのに…。」




「そんなの七瀬圭也とつるんでるじたいヤンキーでしょ。わたし前平沢がわたしのとこに来たって言ったでしょ?そのときに俺ってヤンキーなんだよね、とか言ってたし?」
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