不良のあなたとあたしの物語(完)

気持ちの決心

体育大会も終わって一安心したところ。


でも、気持ちはユラユラしている。


なぜだって?

それは、昨日のこと。


ゴミ捨て係で体育館の裏に行ったときに圭也を見つけた。


声をかけようとしたら、隣に同じクラスの背が低くてかわいらしい早苗って子がいた。


そう。

告白だった。


「わたしは圭也が好きなの。前も言ったじゃん。付き合ってよ」

その圭也の反応が気に入らない。


「んー。悪いな。うれしいだけど俺彼女いるんだー。」


「でも、いい。……1日だけ。1日だけ彼女にしてよ。」


「んー。1日かー。じゃ、放課後好きなところつれてってやる。」

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