不良のあなたとあたしの物語(完)
「あっ!ゆりー。七瀬圭也来たよ。」






そうはるかがあたしに向かって言った。






「えっ?どこどこ?」







あっ。いた。片手に何か買ってきたような袋を持ちながらこっちに近づいてくる。





「さきにバスおりて悪かったな。ほら、これやるから…。」





そう言って圭也はその袋をあたしに突き出した。






「なに?これ?」





「まあ、開けてみって…。」







その袋の中に入っていたのは…。
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