不良のあなたとあたしの物語(完)

とかいってあたしの肩に手をすべらしてくる。

「ねえ、圭也。告白されてたでしょ。」

そう言ったら圭也はまずいって顔をした。


「んー。見てたかー。あれはなー俺の姉貴の子供なんだわ。俺の母親の子供が姉貴で、再婚して生まれたのが俺。けっこう年齢離れてるんだ。」


「そうなんだ。」


「それで姉貴の子供が俺と同い年で俺のこと好きになったんだと。」


「そっかぁ。でも安心した。だっていとこってことでしょ。圭也はあたしだけのものだもんね。」


「いつからそんなに積極的になったんだー？まっいいけどよ。もうすぐで家つくぜ。」


「ほんと？でもお邪魔しちゃっていいの？」