気付けば大黒柱

嫌なこと終われば
愉快な仲間と
きゃいきゃい話す

これが都会だと思った

都会に来た多少の不安や
寂しさは仕事にくれば
忘れられた

仕事帰りに半泣きで

「オカンゴメン」って

毎回思って帰ったが
一時期の寂しさを
埋めるのと少しの我慢で
得られる報酬は
私を引き止めるには
充分だった

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