いざ、幕末へ
「「えー!!」」
まぁ想定内だ。
簡単に住ませてもらえるとは思ってなかったから、まさに棚からぼた餅なんだけど。
女子禁制だし。
あ、意外と男子って思われたまま?
まぁいいか。
「もちろんです。」
「「「俺(僕)やりたい!」」」
すると待ってましたと言わんばかりに、幹部全員が挙手をした。
元気な人達だなぁ。
「じゃあ…まず藤堂やれ。」
土方が言う。
指名されなかった幹部達は一気に落胆する。
「やったー!」
使命された藤堂は嬉しそうに声を上げる。
そんな藤堂を見て、恨めしそうに見る幹部達。
とても面白い。
…藤堂さんか。
現代の平助には余裕なんだけどな。
戦い慣れている藤堂さんはどうくるか楽しみだ。
やはり私も沖田と同じく剣道大好き人間なのだ。
わくわくしながら道場に向かった。