いざ、幕末へ
コンコン
私は総司の部屋を一応ノックした。
寝てる総司には意味ないか。
「入るよ~!」
熟睡、かぁ。
全く嫌みな寝顔だわ。
お兄ちゃんもだけど総司も綺麗な顔をしている。
兄弟なのに何でこう違うのかな。
お母さんも可愛いのに…。
まさかお父さんの厳つい顔のせい!?
でも昔はイケメンだったらしい。
なぜだー!!
(真琴は無自覚だが可愛い系の美人です。)
さ、起こそう。
今日はどんな悪戯をしようかな…。
…よし!
「はやく起きないから総司のケーキ、食べちゃった。」
「…真琴ぉぉぉぉ!!!」
うん、成功。
覚醒する前に逃げましょう。
ご飯だ~。
…一分後
覚醒した総司。
「僕のケーキの恨みは怖いんですから。
…ってなんだ、夢か。」
半分夢ではないが、気づきもしないだろう。
総司はリビングへ降りた。