疲れ切った心
「遅れました~」
あの後も琴羽ちゃんと軽く話して生徒会に来た。
勿論琴羽ちゃんもちゃんと一緒。
「結夢先輩!何してたんですか!!」
入って早々茉美ちゃんに怒られた。
「ごっめ~ん。何か忙しそうだね」
「“そう”じゃなくて忙しいんです!!」
「ははははは・・・・・・・・」
苦笑いしか出来なかった。
「笑ってないで手伝って下さい!!」
「手伝うって何を?」
「明日から夏休みに入るんですよ!?」
そうだったね・・・・・・
「はい、これ担当割の紙です。これに従って仕事して下さい」
「はーい・・・・」
茉美ちゃんに貰った紙に目を通す。
「何か私だけ仕事多くない?」
・資料室の整理
・資料室の掃除
・楽器の整理
・楽器室の掃除
しかも整理と掃除だけだし・・・・
「サボってたからでしょ?皆平等に仕事が振り分けられてます。しいて言うなら珠理先輩が一番多いんです」