疲れ切った心


「自分の仕事が終わったら私が珠理の仕事手伝うから」



それにどっちにしろ海の部活が終わるまで待ってないといけない。



「わかりました・・・・」


「ってことでごめんね?」



琴羽ちゃんと悠斗君に微笑んだ。



「帰っても大丈夫だよ」


「あ、あぁ・・・・・」


「じゃあね、琴羽」



琴羽に向かって手を振った。



「あ、うん・・・。バイバイ」



一瞬ビクってなったけど笑い返してくれた。



そんなに脅えなくてもいいのに。



そして2人は出て行った。



パンッ



胸の前で手を叩いた。



「さて、やりますか」


「はーい」



何だかんだ言っても茉美ちゃんは素直で仕事をどんどんこなしていく。



珠理が会長を引退したら次は茉美ちゃんと周りに期待されている程。



「じゃあ珠理。私も仕事してくるから」


「うん。いってらっしゃい」


「行ってきます」



ソファーにスクバを置いて資料室に向かった。

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