疲れ切った心
「ううん。違うよ。そこに居たのは悠斗君だった」
なんか山本君に出会うまでが長いような気がしてきた・・・・・
「それで、珠理のことで意気投合しちゃって」
そこでなんで私の話題なのよ・・・・・・
「それでいつの間にか寝ちゃったのよ」
いつサボってたのか見当がついてきた。
「目が覚めたのは放課後だった」
やっぱりあの日か・・・・・
5,6時限目共授業に出なかった日があった。
心配で放課後探しに行こうとしたけど、文化祭の準備で忙しかったため、探しに行けなかった。
「目が覚めてた時には人の膝の上で寝てたのよね」
悠斗の膝って言えばいいのに
「『ごめん、悠斗君』って言いながら飛び起きて顔を見たら悠斗君じゃなかったんだよね」
何か怖い話。