疲れ切った心


悠斗side



「んっ・・・」



ヤベッ、寝ちまった



「珠理!?」


「な、に・・・・?」



仕事は全部片付いたらしく、隣でしゃがんでいた。



「悪ぃ。家大丈夫か?」


「うん。大丈夫・・・・・」


「何かあった?」


「何にもないよ・・・・・」


「じゃあ何でさっきから目を合わせようとしないんだよ」



起きて名前を呼んだ時に目があっただけでそれからは一度も目をあわせようとしない。



「何にもないから、早く帰ろう。教科書閉じといたから」



机を見ると散らかっていた教科書などが綺麗に片づけてあった。



「あぁ・・・・」



謎だけを残し、教科書をスクバにしまった。




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