疲れ切った心
「でも俺・・・・・古文やりたいんすけど」
「じゃあ一人でやれば」
山本君に初めて素を出した。
「珠理!?いいの!?」
「もういいよ」
山本君の前で猫を被るのも疲れた。
「結夢が選んだ人だもん。信じるよ」
「珠理・・・・ありがとう」
「会長、キャラ変わってますけど・・・・・?」
「これが本当の私。言っとくけど誰にも言うんじゃないわよ。言ったら学校から追い出されると思ってね」
「珠理、目が本気だぞ」
だって本気で追い出すもん。
「さて、山本君に素を出した以上、三人とも覚悟しなさいよ」
口の右側を上に上げた。