疲れ切った心



「いよいよだね」



次がやっと悠斗達の試合らしく、上にあるベンチで待っている。



ピーーーーーーーー



審判のホイッスルでジャンプボールが始まった。




A組vsD組じゃん。




「海~!頑張れ~」



もうちょっと大人しく見ようよ・・・・・



って言っても静かに見てるのは私だけか



しかし私達はA組なのにD組を応援していいのか?



そう思いながら脚を組み、膝辺りに肘をついた。



そのまま顔を乗せる。



この体勢が一番楽。



シュ______




「珠理、今悠斗君がスリーポイント入れたよ!!」



すっかりハイテンションの結夢。




「はいはい。凄いね」



そんな結夢を軽くあしらう。


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