疲れ切った心
「河野これ頼む」
生徒会室に入る前に先生に止められプリントの束を差し出された。
「はい、先生」
それを笑顔で受け取る。
「じゃあよろしく」
来た道を戻っていくジジイ。
それを見届けてから愚痴を言う。
「何で私がしなきゃいけないのよ!!大体笑顔向けただけでニヤニヤしてんじゃねーよ」
そして生徒会室に入るためにドアを開けた。
中へ入ろうと開けたドアが後ろから止められた。
も~、誰よ!!
イラつきながらも後ろを振り返った。
てか背高っ!
私は163ぐらいあるけどかなり上を見てる気がする。
この人180ぐらいかな?
って何呑気なこと考えてんのよ・・・