疲れ切った心
あの日から毎日のように来る悠斗は雑用の様に使った。
そして文化祭当日。
生徒会役員は見回りと担当の仕事をやるだけ。
見回りと言っても事故やトラブルが無ければ他の人と同じように楽しんでいい。
今年も当然結夢と回る予定だった。
はずなのに・・・・
「珠理、一緒に回るぞ」
「嫌よ!今年も結夢と回るんだから」
今は生徒会室で他の役員はいない。
「雑用してやっただろ」
雑用を素直にやったのはこのためだったわけね・・・
「珠理、悠斗君役員でも無いのにやってくれたんだから一緒に回ってきなよ。私は他の子と回るから」
「竹下の了解も得たんだし行くぞ」
腕を引っ張られ生徒会室を出た。
パタン_______
この部屋を出てしまえば拒否することなんて出来ない。
最悪・・・