疲れ切った心



次の休み時間、海に頼んで悠斗君を呼んでもらった。




私は、2時間連続でサボリ。




ガチャ




「遅かったね。休み時間終わっちゃったじゃん」





フェンスに背中を預けたまま、入ってきた人を見つめた。





「悪いな。体育だったんだよ」




「何したの?」




「バスケ。そんな世間話するために呼び出したわけじゃねぇだろ」




悠斗君は、私の前までやってきた。





「そうだよ。聞いたよ?」




「何を?」
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