疲れ切った心
文化祭
「きゃー。悠斗君ー」
耳痛い。
さっきから廊下を歩いてるんだけど、女子達の黄色い声が止まらない。
「悠斗君ー。私たちのクラス来て~」
そして沢山の女の子たちが私達を囲むように集まってきた。
「気が向いたらね」
いろんな子たちに話しかけられるけどこんな感じに交していく。
この黄色い声どうにかしてよ!!
耳を塞ぎたくなる。
てかここから出たい・・・
そう思い、輪から出た。
あっ、悠斗。
メール打っとけばいいか。
メールを作成しながらこの黄色い声が聞こえない場所に足を進めた。