疲れ切った心



髪が扇形のように広がっていて、いつも以上にリボンが緩めてある。




いつも第1ボタンまで開けているけど、今は第2までも開いている。




「違う男だったら襲われるぞ」




ポンポンと頭を軽く撫でた。




「んっ・・・・・。悠、斗・・・・・」




起こしちまったか?




「好き。・・・・・大好き」




「・・・・・・ッ・・・・・・・・////」





「・・・・・スゥ・・・・・スゥ・・・・・・・」





直ぐに規則正しい寝息が聞こえた。




「寝言・・・・・?」


「・・・・・」



珠理からの返事は返ってこなかった。



なんつー寝言言ってんだよ・・・・



「俺も、好き」



珠理の唇にキスを落とし、しばらく珠理の寝顔を見ていた。

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