疲れ切った心
「何?」
「文化祭回るぞ」
「寝る」
会話になってねぇし。
「この前言っただろ?お前は女除けなんだよ」
「だから?」
平然と返された。
「珠理が引き下がったら意味無いだろ?」
「そんなの私が知ったことじゃないわよ」
再び目を閉じた。
しょうがないか・・・
「珠理がそんなに寝たいならしょーがねぇよな。じゃあ俺は皆に報告しに行ってくるから」
「何の!?」
飛び起き、俺の裾を掴んだ。
「お前が二重人格だってことに決まってんだろ?」
「分かった。分かりました、行かせて頂きます」
「もう一回言っとくぞ。お前は女除けだからな」
また俺から離れないように言い方を変えて釘をさしてから生徒会室を2人で出た。