疲れ切った心



もうちょっと!



「珠理・・・・」


「悠斗!!」



走っても走っても闇は私を追ってくる。




なのにさっきから悠斗との距離が縮まらない。




何で・・・・?




悠斗はずっとその場に止まってるのに何で距離が縮まらないの?




「珠理・・・・・」


「悠斗、待って!!」




その場で止まって叫んだ。




「好き!大好き!!」




悠斗の顔が緩んだ。




「悠斗!」




「・・・・ごめん・・・・」



一言だけ残すと、この世界から悠斗が消えた。



それと同時に、闇が光を一気に光を打ち消した。

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