疲れ切った心
「海~、帰ろ~」
「分かった」
竹下ナイス。
海は、渋々俺から離れて竹下の元へ行った。
「悠斗君はちゃんと珠理を送ってね!?」
「お、おぅ・・・・」
本当に俺が送ってってイイのか?
「バイバ~イ」
「また明日ね」
竹下と珠理が別れを告げると、残された俺と珠理。
どうすれば・・・・・
「別に結夢の言葉は気にしないでいいから。じゃあね」
「待って」
手を振りながら帰ろうとする珠理。
本当に女にしとくのが勿体無い。
そんな彼女の手を咄嗟に掴んだ。
「お、送ってくよ」
噛んじまったし・・・
「別にイイよ。悠斗も知ってるでしょ?私の家がココの近くなことなんて」
今、悠斗って呼んだよな?
ヤバッ!
“大西君”に戻ってると思ってたからマジ嬉しんだけど。
って、マジでヤバいな・・・・・
相当浮かれてるな、これは・・・・・