疲れ切った心
カラオケも時間になり、お開きすることになった。
「悠斗~!夏休みも遊ぼうね~」
手を振って帰って行く女集団。
「悠斗、暇な日とか連絡しろよ」
片手を上げて帰って行くヤロー共。
残ったのは俺と海と竹下の3人。
「よし、今日は悠斗君の家でドンチャン騒ぎね」
マジかよ・・・・
「悠斗く~ん!早く~」
先に歩き始めた竹下がこちらに向かって叫ぶ。
「あれでもさ、結夢はお前のこと心配してんだよ」
「あぁ」
何となくそんな感じはしていた。
珠理と別れてから話す回数も増えた。
「ほら、行くぞ」
先に歩き出した海に続いた。