疲れ切った心

このことは絶対秘密




「え!?別れた!?」



「結夢、声大きい」



放課後、結夢を誘いカフェにやって来た。



「だって、婚約者と一生生きてくって言ってたじゃん・・・・・」



先程伊織とのことを全て話終わった。



「そうだったんだけどね?」



彼女と上手くいったんだもん。



「伊織は婚約者というより、兄妹みたいな感覚になっちゃうんだよね~」



心を開いたきっかけがあれだったからかな。



「珠理は一人っ子だもんね」


「うん。また行っていいって」


「ふ~ん・・・・。じゃあ悠斗君とヨリ戻せるね」



ゆ、うと・・・・・・



「よかったね」



笑顔でチョコパフェを食べる結夢。



「・・・・・ない・・・」



「ん?何?」



「だから、悠斗とはヨリ戻さない」



「え_____、どうして?」



「言えないよ。散々悠斗のこと傷つけておきながら、婚約は破棄になったからもう一度付き合ってなんて言えない」
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