疲れ切った心



教室に戻ると、結夢は悠斗の所に居た。



どうしたんだろう。



そう思いながらも、席に着きお弁当を片し始めた。



食欲がないから。



すると、突然肩に手が乗った。



誰かと思い振り返ると、悠斗が立っていた。



何で悠斗が・・・・?



「珠理、婚約破棄したって本当?」



え______



「何で、知ってるの・・・・?」



良い終わってから気付いた。



結夢が話したんだ。



「だったら何で言わないんだよ!」



悠斗、怒ってる・・・・?



茫然としていたら、悠斗に腕を掴まれ教室を連れ出された。



「ちょっと、悠斗!?」



何度呼びかけてもこっちを向いてくれない。



やっぱり怒ってるんだ・・・・。



私は黙って悠斗に引っ張られることにした。



着いた先は屋上だった。



婚約したことを言った時もココだった。
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