疲れ切った心
悠斗side



「珠理・・・・」



昨日まで抱きしめていた珠理が腕の中に居なく、手探りで探した。



しかし、隣はしっかりと冷え切っていた。



「珠理!?」



飛び起きて珠理を探すが、物音一つすらしない。



まるで、あの日と同じ。



初めて珠理が俺の物になったあの日_____






「まさかアイツっ」



“だから死ぬの”



自殺しに行ったんじゃ・・・・・



俺は慌てて服を身に付けた。



何処行った?



丘?



昨日の公園?



自殺する場所なんて幾らでもある。



範囲が広すぎ探すのに時間がかかり過ぎる。
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