疲れ切った心
「イヤ!離して!!」
必死に悠斗の手を剥がそうとした。
「珠理!」
悠斗に怒鳴られ、動きが止まってしまった。
「頼むから、死ぬなんて言うな」
「でも、私には生きる意味がない」
必要にされてない。
誰にも必要とされていない。
「意味ならあるだろ。俺の為に生きてくれよ」
悠斗の為に・・・・?
私が悠斗の為に生きるの・・・?
「悠斗の為に生きてていいの・・・・?」
「勿論。俺の為に生きてくれ」
「ありがとう・・・・・」
私に生きる意味をくれてありがとう
ここまで私を追ってきてくれてありがとう
私を引き止めてくれてありがとう
私を好きになってくれてありがとう
ありがとう、悠斗_____