疲れ切った心


「で、でも私スーツ選んだことない」


「俺だってねぇよ。未来の旦那様に着てもらいたいやつでいいよ」



旦那様って・・・・・



「・・・・・わかったよ。選ぶから離して」



選ぶことを理由に離してもらうためにOKした。



「嫌」


「選べないじゃん」


「離してもらうために選ぶって言い出したんだら?」



ギクッ



ばれてる・・・・・



「違ったとしても真面目に選んでくれないもん」



何子供みたいなこと言ってんのよ・・・・・



はぁ~



しょうがない。この体勢でさっさと決めちゃおう。
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